目を見て抱っこ

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睡眠について論文なんか読んで考えはじめたら、これまでPTとして学んできたことの中に、他にもいろいろ日々の子育てに役立てることができるものがあるんじゃないか、と思うようになった。

で、また睡眠関連で(そんなに専門的じゃないけれども)、ひとつ思いついたのがREM睡眠の観察だ。
夜は子どものひとり入眠にトライしているので、昼間だけやっている抱っこでの寝かしつけ。このとき悩むのが、いつ寝床へ降ろすか。背中スイッチなんていう言葉があるくらい、降ろしかた、降ろすタイミングは難しくて、せっかく寝かせたと思ったのに降ろした途端に起きてしまって努力が水の泡になること数限りない。
コツを検索して調べてみると、どうやら熟睡させてしまえばいいらしい。(そりゃそうだ。)問題はその見極め。ネットで例にあがっていたのは、手がぶらんとして力が抜けたら、とか、寝息が深くなったら、とか。ナルホド、と思ってそこらへんを頼りに寝かすも、やっぱり時々起きてしまう。
そこで、REM睡眠の観察をしてみることにした。

REM睡眠では、その名(Rapid Eye Movement)の通り眼球が動く。その動きは瞼の上からでもわかる。ということは、眼球が動いている間は眠りが浅いということ。眼球の動きが止まったらnonREM睡眠に入ったと判断して寝床へ降ろしてみた。
その結果、背中スイッチが入ってしまう回数が減った。手がぶらん、とか、深い寝息、よりはわかりやすいような気もするし、目がグリグリ動いている様子の観察はなかなか面白い。

この方法をやってみて気づいたのは、浅い眠り長い!てこと。そういえば赤ちゃんは浅い眠りです、て、病院で聞いたような。。
そこで論文のアブストラクト調べてみました。普通にオンラインで得られる範囲で。


Sleep ontogenesis revisited: a longitudinal 24-hour home polygraphic study on 15 normal infants during the first two years of life.
(PMID:9381053)
1997年のこの調査は生後数ヶ月ごとに24時間ポリグラフをとった長期的観察。これによれば、生後12ヶ月頃に効率の良い睡眠になってくるそうだ。つまり、それまでは安定しない睡眠てことか。


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Spontaneous arousal activity in infants during NREM and REM sleep
こちらの論文では、新生児の身体の突然の動きがREM睡眠中に起きることが多いこと、そしてその動きは脳幹レベルの支配運動であって皮質との関連はなさそう、との報告。
寝てるときの『ビク!』で起きてしまうのは、本人も意図するところではない反射的な身体の反応で、さらに浅い眠りのときに動いちゃうとなれば、そりゃ起きるわねー、と思う。もしかして、これはどうしておくるみが有効なのか、と繋がるかも。。


そんなわけで、入眠にREM睡眠かどうかの判断を使う方法は悪くないけど、そもそも熟睡している目安になるnonREM睡眠自体が乳児だと短い上に安定しないこと(生後一年くらいまで)、がわかった。
でも、手ぶらり、とか、寝息、とかよりはわたしにはわかりやすいかな、やっぱり。

そして。REM睡眠とその間に起きる身体の動き、これはどうやら、どうしておくるみで身体の動きを制限するとよく寝るのかと関係してそう。また時間があるときに調べてみよう。
by ai_indigo | 2015-01-25 08:26 | 女性として(出産後、子育て)
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